ビジネスマンにとって、長く慣れ親しんできた「ビジネススーツ」。
ところが、一部の企業ではビジネススーツを廃止していこうとする「ビジネススーツ離れ」の動きがあることをご存じでしょうか?
お堅いイメージのある金融業界で、三井住友銀行が7月からスーツ着用を原則としていた服装規定をなくし「Tシャツ、ジーパン勤務」を認める(夏限定)試みを始めています。
そこで、今後ビジネスマン達の仕事服はどのように変化していくのかを調べてみました。
なぜビジネススーツ離れが起きるのか
近年、クールビズの普及によって職場のカジュアル化が進み、それに触発されて通年でもカジュアル化という流れになってきています。
今は、よほどの堅い職種でなければ必ずしもスーツではなくても済むようになっており、ジャケットとそれに合うパンツを着ていれば仕事上無礼とは見なされないとされているのが現状です。
今回話題となっている三井住友銀行は、本店の営業部門以外の行員約3500人を対象に、仕事服のカジュアル化を試験的に8月末まで行うとしており、その意図とは「固定観念にとらわれず、柔軟なアイデアを生みやすい職場づくりを進めたい」とのことです。
働き方改革が叫ばれる中、服装規定やドレスコードを見直す会社は今後ますます増える傾向にあります。
その動きと共に注目され始めているのが「ビジネスカジュアル」なのです。
ビジネスカジュアルとは?
実はビジネスカジュアルの定義には確固たる正解はありません。
もちろん大前提は「ビジネススーツのような正統派スタイルよりもくだけた着こなし」ですが、Tシャツにショートパンツというようなスタイルでもありなのかというと、決してそうではありません。
ビジネスカジュアルは、あくまで”仕事のための服装”です。
“取引先への訪問”や“来客の対応”など、社外の人と会うのに相応しい服装かどうかというのも、一つの基準となるでしょう。
ビジネスカジュアルの注意点
ビジネススーツは、とりあえず着ていれば、あまり身なりに気を使わない男性でもそれほど非常識な格好になることはありませんでした。
ところが、私服通勤ではそうはいきません。
ビジネスカジュアルにおいて、もっとも大切なのは相手に不快感を与えないことです。
ビジネスにおいて、外見というのは非常に重要になります。(参照:外見の重要性)
服装はもちろん、髪形やアクセサリーなども、清潔感や品格があるものを選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
三井住友銀行の発表では、「Tシャツ、ジーパン勤務を認める」とありますが、これはあくまで「清潔感がある」という前提のことと思われます。
ビジネススーツという定番が廃止されるとしたら、戸惑う方も多くいらっしゃると思います。
ですが、海外ではよほどフォーマルなシーンでない限りはビジネスカジュアルが主流となっていますので、今後の日本の動向を視野に入れると、ビジネスカジュアルのコーディネートに徐々に慣れておくことは必要かもしれませんね。
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