豚インフルエンザが中国で発生!過去の事例から感染経路とパンデミックを予想!

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中国の科学者が、豚を宿主とした人への感染の可能性もある新型インフルエンザウイルスが広がっていると発表しました。
このウイルスが更に変異し、人から人へうつることでパンデミック(世界的大流行)になる可能性もあるとのことです。
過去の事例などを含めて感染経路やパンデミックについて予想してみました。

豚インフルエンザって?

インフルエンザウイルスの感染により起こる豚の急性呼吸器疾患です。
感染した豚の集団では、発熱、咳、くしゃみ、食欲不振などが見られ、人のインフルエンザの症状に似ています。人が豚インフルエンザに感染した場合にも同様の症状が表れます。
人や鳥に簡単に感染し、バイオハザード(生物や環境に対する危険度)が示す4段階レベルの内「レベル3」に分類されています。
これはA型インフルエンザやペスト菌と並ぶ危険度で、生物災害(人間と自然環境に重大な危険をもたらすような生態異変)の原因となりうるウイルスとされています。

過去にも流行した豚インフルエンザ

最後に世界的に流行したのは2009年にメキシコで発生した豚インフルエンザです。
農場などで豚から人へと感染し、それから新型ウイルスとして人の間で広まったとされています。
当初心配されたほどの死者は出ませんでしたが、これは過去に流行ったスペイン風邪がこのウイルスと似た構造であった為、多くの高齢者が既に免疫を獲得していたことが大きいと見られています。
今回見つかった新型豚インフルエンザは2009年のインフルエンザと似てはいるものの、現在のインフルエンザワクチンには予防効果はないとされているため、発生状況など注視していく必要があるでしょう。

豚インフルエンザのパンデミックは起こる?

2009年にパンデミックとなった豚インフルエンザについて、WHOがまとめた資料です。
オレンジ色が感染が発生した国、赤い丸が死亡者を表しています。
214の国と地域で感染が確認され、死亡者数は18097人以上とのことです。

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この資料を見ると、今回の新型豚インフルエンザについてもパンデミックの可能性を否めません。

豚インフルエンザの感染経路は?

今回の豚インフルエンザについて、中国の食肉処理場やブタと関わる労働者から感染が始まった証拠が見つかったとされています。
これを見た時、私はゾッとしました。例えばウイルスが発生した場所で加工した豚肉が既に国外への出荷され、既に食べられていたとしたら・・・。
それ以外にも、過去に起こった感染症のアウトブレイク(大流行)の原因を例を挙げてみます。
1999年にマレーシアで発生したニパウイルス感染症は、大規模な養豚場とその近くの森林に住むオオコウモリの媒介で感染が広まりました。
野生のオオコウモリが木の上で食べた果物の残りを、木の下で豚が食べたことが原因としています。
また、過去の豚インフルエンザでは、野生の鳥が無症状のまま豚インフルエンザウイルス保有しながら運び、ウイルスを大量に含んだ糞便により感染が広がったという例もあります。
森林との境目にある農場や動物が取引される市場などは、人間と野生動物のいる場所の境界線があいまいで、病気が発生する可能性が高いとのことです。
これらの内容を見ると、パンデミックとなる可能性は十分にあるのではないかと感じます。

まとめ

コロナウイルスが終息しないうちに、新たな感染症が発生してしまい、気が休まる暇がありません。
ですが、本当に大変な時こそ人としての中身を問われるものなのです。
「ウイルスよりも怖いもの」が「人間」となってしまわないよう行動をしていきたいものですね。

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