エリクセン選手が突然の心臓発作!!その原因とは?過去にもあったプロアスリート選手の発作

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6/12サッカー欧州選手権、デンマーク対フィンランド戦で、デンマークのクリスティアン・エリクセンが突然ピッチで倒れるというアクシデントが発生しました。
現在の状態は安定しているとの報道ですが、突然倒れたその原因とは、一体何なのでしょうか。

今回の報道内容

サッカー欧州選手権のデンマーク―フィンランド戦で前半40分すぎ、デンマーク代表のMFエリクセンが突然ピッチに倒れた。

倒れた瞬間、すぐに周りにいた選手たちは血相を変えて逆サイドのベンチに向かってスタッフを呼んだ。しかし倒れたエリクセンは表情がうつろなまま、駆けつけたスタッフの呼びかけにも応じず。そしてすぐに心臓マッサージが始まった。

エリクセンが心臓マッサージを受けている最中、デンマークの選手たちは円陣を組んで祈る格好を続けた。

そして倒れてから15分ほどが経過して、エリクセンは担架に乗せられた。対戦相手のフィンランド国旗など白い布で周りを囲まれ、デンマークの選手たちがさらに取り囲み、ピッチの外へ運ばれた。

担架で運ばれる際、エリクセンの意識は回復している様子だった。

エリクセンが運ばれている間、スタンドからは大きな拍手が沸き起こったが、選手らが去ったあと、誰もいないピッチを前にスタジアムは沈黙に包まれていた。

大会の公式ツイッターによると、エリクセンは「安定した状態で病院へ搬送された」と発表された。

ヤフーニュースより

過去にあったプロアスリートの突然死

今回、奇跡的にも回復されたエリクセン選手は、本当に運の強い方です。
蘇生の確率というのは決して高いものではなく、アスリート選手と心臓発作は、切り離しては考えられないのが、以下のことから分かります。
日本でも、2011年にJリーガーの松田直樹選手(34歳)がサッカー練習中の新蔵発作から亡くなった突然死は、今でも多くの人々の記憶に残っていますが、
その他、サッカー選手の突然死で挙げるのであれば、
カメルーンのマルク・ヴィヴィアン・フォエ選手(28歳、肥大型閉塞性心筋症による試合中の心停止)、ハンガリーのフェヘール・ミクローシュ選手(24歳、肥大型閉塞性心筋症による試合中の心停止)、スペインのアントニオ・プエルタ選手(22歳、不整脈原性右室心筋症による試合中の心停止)、など。
一部抜粋ではありますが、非常に残念ながら、どの選手も非常に若くしてお亡くなりになっています。その原因とは何なのでしょうか。

突然襲ってくる心臓への圧迫

以下、医療サイト MSDマニュアルより

若い運動選手における心臓突然死の最も一般的な原因は以下のものです。

検出されていなかった心筋の肥厚(肥大型心筋症)
不整脈をもたらす他の心疾患(QT延長症候群やブルガダ症候群など)や大動脈瘤も、若い運動選手の突然死の原因となる可能性があります。

比較的まれな原因として、症状のない若い運動選手に未発見の心拡大(拡張型心筋症)が存在していて、激しい運動の最中または終了後に突然死亡するケースもあります。

冠動脈の異常、特に動脈の1本が心筋の上ではなく、心筋の中を通る異常な経路を取っている場合、運動中に圧迫により心臓への血流が遮断されることで、運動選手の突然死がもたらされる可能性があります。

まれに、痩せている若い運動選手が心臓の直上に衝撃を受けた際に、たとえ心臓に病気がない場合でも、突然不整脈が起こることがあります(心臓しんとう)。そのような衝撃は、しばしば高速で飛び交う物体(野球のボール、ホッケーのパック、ラクロスのボールなどの)や他の選手との衝突によって生じます。

今回のエリクセン選手の症状がこの内容と一致するものかは分かりませんが、上記の症状があらわれた一部の運動選手には、失神や息切れなどの徴候がみられるようです。
ですが、これらの症状を認識していない、もしくは認識していても報告しない選手も多く、突然の呼吸停止や失神が最初の徴候になることもあるとのことです。
自分の体にはもちろん気を付けているプロアスリートの方々ですが、プロ意識が強いだけに「これくらいで音を上げてはいけない」という思いが、体に無理をさせてしまうこともあるのかもしれません。

回復したエリクセン選手に喜びの声が続々

また、エリクセン選手が倒れた際、選手やスタッフ、サポーター達の連携や姿勢が素晴らしいという賞賛の声も多くあがっています。

まとめ

スポーツ選手は強靭な肉体を持っていると思いがちですが、過酷な練習を行っているからこそ、若い選手でもこのような突然の症状と隣り合わせでいるのかもしれません。
エリクセン選手におかれましては、このまま順調に回復していくことを祈ります。

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