狂犬病とはどんな病気?狂犬病が心配される国とは?

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昨日、フィリピンより来日した外国籍の30代男性が13日に狂犬病により死亡したという報道がありました。
ペットに狂犬病予防ワクチンを接種させることが義務付けられている日本では、狂犬病がどのような病気なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は「狂犬病」という病気についてと、狂犬病に感染している動物がいる国についてまとめてみました。

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狂犬病は超怖い病気!

狂犬病は、犬、猫の他にもキツネや鳥類など、人間を含めた全ての恒温動物に感染するウイルス性の病気です。
水を飲んだり見たりするだけで呼吸困難になるところから恐水病とも呼ばれています。
主に噛まれることから感染しますが、舐められたり動物のくしゃみなどからも感染します。
いったん発病すると治療方法はなく、死亡率はほぼ100%という、とても恐ろしい病気なのです。

狂犬病の潜伏期間と症状

潜伏期間は1~2か月と長く、疑わしい時はこの期間に治療を始めなければいけません。
大切なのは発症するより前に適切な治療を受けることです。
症状は感染した動物によって異なりますが、ここでは人間と犬を例にあげてみます。

【人間の狂犬病症状】
(前駆期 2~10日間)
・発熱、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、嘔吐、咽頭痛、空咳などの風邪に似た症状が出る。
・その他、噛まれた傷部分の疼痛や掻痒感がみられる。
(急性期 2~7日間)
・不安感、恐水発作、興奮、精神錯乱、麻痺、筋痙攣などの神経症状があらわれる。恐水発作はあらわれない場合もある。
(昏睡期)
・最終的には呼吸障害により死亡。
(麻痺型)
コウモリに噛まれて発病した場合に多く、急性期に神経症状があらわれずに麻痺が全身に広がるケースもある。

【犬の狂犬病症状】
(前駆期 2~3日間)
・性格の変化と行動の異常・・・挙動不審、気まぐれ、過敏
・恐怖心による興奮と飼い主に対する反抗、遠吠え
・噛まれた部位の掻痒
・瞳孔散大
・性欲のたかぶり など
(興奮期 1~7日間)
・落ち着きがなく興奮状態となる
・枝、わら、石、土などの異嗜
・光や音への過敏反応
・咽喉筋麻痺による吠え声の変化
・顔貌の険悪化
(麻痺期 2~3日間)
・麻痺により歩行不能
・咀嚼筋麻痺による嚥下困難
・舌を垂らしながら流涎
・むせるような発生音
・昏睡状態となり死亡
犬の麻痺の症状の一つ「むせるような発生音」を聞いて「のどに何か詰まらせたのでは?」と勘違いし、人の手で取り除こうとして噛まれて感染するケースも多いようです。

狂犬病の危険がある国とは?

図は2004年にとられた統計です。世界保健機構(WHO)などによると、世界では毎年4~5万人も狂犬病による死亡者がいるとのことです。こうして見ると、ほとんどの国が狂犬病の危険にさらされているのが分かります。
海外旅行に行かれる方はくれぐれも注意してください。

まとめ

冒頭でも述べたように、日本では狂犬病予防ワクチン接種は義務とされていますが、それは無料ではない為、中には受けていないペットもいると思われます。また野良犬、野良猫もいることや、検疫対象外のペットの輸入などを踏まえると、日本でも100%安全とは言えないかもしれません。
ワクチン接種が義務化となっていない海外、特に発生が多い国に行くときは、安易に路上の動物には触らず十分に注意しなければいけませんね。

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