水素を使ったエネルギーと健康について ~活躍分野まとめ~

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水素
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皆さんは「水素」と聞いて、どんなイメージが湧くでしょうか?
少し前に水素水が健康にいいということで流行りましたね(^^)
水素には、様々な可能性が秘められていることがここ数年で分かってきました。
宇宙一小さい原子である水素はどんなものにも入り込めて変幻自在。
今回は、その水素の活躍が注目されている分野について、分かりやすくご説明します。

【水素について】

原子番号1番「H」である水素。

水素は、宇宙で一番最初に生まれた最も小さくシンプルな元素です。
宇宙構成元素の約90%、私たちの体内においても人体構成元素の約60%を水素が占めています。

そんなとても身近でありながら、数多く存在する水素が発見されたのは、わずか250年前のことです。

近年、水素に関する研究が進み、様々な場面で活躍することが分かってきました。
未来に繋がる可能性を多く秘めている水素は、たくさんの分野での活躍が期待されているのです。

【水素が活躍する分野その1「エネルギー」】

水素は日本にとって、今後石油に代わる究極のエネルギー源だと言われています。
水素で作った電力は長期的に貯蔵することが出来る上に、長距離輸送も可能なため、災害や非常時における避難所への電力供給などの活用も期待されています。

水素を使ったエネルギーの具体例として、まずは車についてご紹介します。
エコカーとして水素自動車「TOYOTA ミライ」がすでに発売され、注目を集めています。
水素と酸素が結びつくことでエネルギーを発生させて走行します。排気ガスを出さず、代わりに少量の水を排出するのみという、とてもエコな車なのです。

 
また、家庭用電力の分野においても効率的な発電機として家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を設置する家庭も増えてきています。エネファームは都市ガスやプロパンガスから取り出した水素と空気中の酸素で発電し、その際に発生する熱でお湯を作り出します。
停電時も最長8日間も電気とお湯が使え、断水時はタンク内の水を雑用水(トイレなら約32回分)として使えるという優れものです。
電気をその場で作り、その場で使うということは、電力が運ばれてくる際のロスを最大限に抑えることが出来るのも特徴です。

【水素が活躍する分野その2「健康」】

大きく分けて、二つの働きがあります。

水素はエネルギーをつくる素

人間を含む全ての動植物はATP(アデノシン三リン酸)という物質を作り生命活動を行っています。つまり、ATPこそがエネルギーであり、健康の素なのです。
ATPは酸素と水素を燃焼させることで作り出されます。水素を補給すると、絶えずATPが生み出されエネルギー不足ということがなくなるため、代謝が飛躍的に向上するのです。
既に農業にも取り入れられており、通常の水道水と水素水を使用した作物を比べると、水素水を利用した作物の方が成長が早い、甘いなどの結果が出ています。

抗酸化作用

酸化とは、「物質と酸素が化合する反応」「物質から水素が奪われる反応」のことです。
その反応を具体的に表現すると、「錆びる」ことと同じです。放置された鉄がどんどん錆びるように、私たちの体も年齢とともに細胞が酸化して錆びていきます。
酸化の原因は活性酸素と呼ばれ、それは過激な運動、タバコ、ストレス、排気ガス、紫外線、食品添加物など、現代に増えてきているものの影響で体内に過剰に生み出されます。
必要以上に作られた活性酸素は悪玉活性酸素となり、体を錆びさせる原因となるのです。
水素は、活性酸素のうち酸化力の弱い善玉活性酸素の量は減少させず、酸化力の強い悪玉活性酸素「ヒロドキシラジカル」と特定的に結びついて水へと変化し、体外へ排出する働きがあります。水素は、非常に優れた抗酸化作用を持ち、錆びない体を作るのです。
また、悪玉活性酸素は様々な生活習慣病を引き起こすため、その予防にも繋がります。医療現場においても、水素は非常に注目されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
水素は、ここ数年で研究がどんどん進み新たな発見を重ねてきました。
宇宙一小さな原子が、今、こんなにも世界を変えるほどの大きな存在として注目され始めています。
今後、エネルギー分野や生体内(医療や健康等)分野の他にも色々な利用法が発案されていくことでしょう。
水素社会は、すぐそこまで来ていますね!(^^)

水素
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