隅田川での魚の大量死は大地震の前兆!?過去の関東大震災時も同様の現象あり

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隅田川でコノシロやコイなど約3千匹の大量死が発見されました。水中の酸素量が通常の半分以下だった為、魚が死んだ原因は酸素不足とされています。でも、酸素不足になった原因までは公表されていませんよね。
なぜ酸素量が減ってしまったのかを調べてみました。
また、この現象は関東地域で予想されている大地震と関係はあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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酸素不足の原因はターンオーバー?

ターンオーバーとは、バス釣りの世界ではよく知られる言葉ですが、単純に上下の水が入れ替わるような現象の事を言います。

表面側の冷たい水が下に沈み、底側の酸素が少ない温かい水が浮上します。
その際、底に沈んだ塵のようなゴミとドロも一緒に巻き上げられるため、汚い水が原因となって酸欠になった可能性も考えられます

また、底にいたプランクトンも浮上するため、それらが一気に酸素を消費したという可能性もあるかもしれませんね。

水深が深くなるにつれて酸素量は減っていき、15メートルも深くなると酸素量は約半分以下にもなるそうです。
隅田川の水深は、場所にもよりますが屋形船が通る周辺ではおよそ5m-15mくらいのようなので、報道にあった「酸素量が半分以下」というのも頷けますし、川の水がいつもより妙に濁っている感じがしたならターンオーバー現象の可能性があります。

 

ターンオーバーが起こりやすいのは気温の変化

ターンオーバーが最も起こりやすいのが、気温変化の激しい秋シーズンだと言われています。
ツイッターを見てみると、魚の死骸が目撃され始めたのは7日頃からのようなので、そこから約1週間ほどさかのぼって東京の過去の天気を調べてみました。

7/1   雨   最高24.3  最低21.0
7/2  くもり  最高28.1  最低21.5
7/3  くもり  最高29.1  最低22.2
7/4   雨   最高25.2  最低23.4
7/5  くもり  最高24.5  最低19.0
7/6   雨   最高23.7  最低19.2
7/7   雨   最高20.8  最低18.7

ここまで見て分かると思いますが「一週間の気温の変化」も「最高最低の寒暖差」も、なだらかな変化でしかありません。
ターンオーバーを起こす原因は気温だけではないのでしょうが、もしかすると「水面の温度の変化」ではなく、「地底(川の底)の温度の変化」なのかもしれないと思うと、近く起こることが予想されている関東直下型地震や南海トラフ巨大地震を想像させるところがあって怖いですね(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の関東大地震でも魚の大量死があった!

魚の死と地震のつながりについても調べてみたところ、大正時代に起きた関東大震災前に記録されている前兆的な現象の中に、今回の隅田川と同じ「魚の大量死」がありました。

以下、大正時代に起きた関東大震災の前兆現象です。

関東大震災発生6ヶ月程前の前兆
・鎌倉~藤沢エリアで連日連夜の地鳴りが始まる
・この頃、大島が大噴火

関東大震災発生4ヶ月程前の前兆
・水戸~銚子エリアで体で感じる有感地震が急増
・山中湖の濁り
・精進湖の水位が異常なほど下がる

関東大震災発生1ヶ月程前の前兆
・相模湾で魚が獲れなくなり水の濁りも
・川口市でなまずの異常繁殖
・濁りを見せた井戸が枯れ始める
∟※安政の大地震前にも同じような現象が
・東京湾沿岸地域で地鳴りを聞くようになっていた

関東大震災発生2週間程前の前兆
・伊豆半島で海底から泡が立つ現象
隅田川に死んだ魚が大量に浮かぶ
・東京都内で飼い犬の吠え方が尋常ではない状態に

関東大震災発生一週間程前の前兆
・鎌倉から東神奈川のエリアでハゼ異常繁殖

関東大震災発生前日の前兆
・月が異常(不気味、明るい、赤いなど)
・異常な暑さ(季節外れなのに)
・ドンドンという大砲のような音
・カニが大量に岸壁にあがってくる
・空に謎の発光現象
・太陽が異常にまぶしい、虹がかかっているなど
・ペットの異常
・川に異常な数の魚が見える

関東大震災発当日の前兆
・雲もないのに雷が光る
・海で発光現象、昼間にもかかわらず
・不快な頭痛を訴える人が急増
・どす黒い雲が沸いてくる
・朝から晴れたり曇ったり天気が異様
・立て続けに起きる大きな地鳴り

 

地震との関係を思わせる魚に関する最近のニュース

2019年1月に沼津市下香貫の牛臥海岸に大きな口が特徴の「メガマウスザメ」が打ち上げられているのが発見されました。メガマウスザメは水深200メートル付近の暖かい海に生息していると考えられており、まだ生態も明らかになっていない非常に珍しいサメです。
メガマウスザメの発見後に大きな地震が発生したという前例は過去に多数あります。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、昔からリュウグウノツカイが打ち上げられると地震などの災害の前兆とも言われています。
その幻の深海魚とも言われるリュウグウノツカイが、2019年1月の1か月間でなんと十数匹も富山湾や島根県など各地で捕獲・目撃されているのです。


 

 

 

 

 

 

一説によると深海の海底で地震の元となるプレートの摩擦で、水中で電気反応が起こりそれを嫌って深海魚が浅瀬に浮上する、といわれていますが真相は未だに謎のままだそうです。

 

まとめ

関東直下型地震と南海トラフ巨大地震は30年の間で、90%の確率で起こると言われています。
一部では「2020年までに起こる可能性が高い」とも言われており、いずれにしても対策や備えは万全にしておいた方が良さそうです。
東日本大震災を経験した私がするアドバイスとしては、「家族の待ち合わせ場所を決める」ことや「飲み水の蓄えておく」「風呂水をはっておく(トイレに利用)」ことは特に常々意識してほしいと思います。(参考:地震で備えるべきアイテムや対策とは?
自然災害はいつ起こるか読めないため心配は尽きることがありませんが、準備や対策の他にも人生的な意味も含めて”やるべきことをやっておく”ことは大切なのではないでしょうか。

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