6月24日、吉本興業はカラテカの入江慎也さんが仲介した振り込め詐欺グループの忘年会に出席したお笑い芸人11名を、謹慎処分としたことを発表しました。
(関連記事:カラテカ入江慎也の詐欺グループ忘年会に同席した芸人は処分なし??)
近頃、世間を騒がせているお笑い芸人の「闇営業」。
それについてお笑いコンビのキングコング(西野亮廣、梶原雄太)が6月16日、YouTubeチャンネル「毎週キングコング」で、「闇営業について語ります」と題した動画作成、公開しました。
その中で西野さんは「そんなに闇営業したいんだったら、クラウドファンディングすりゃいいのに!」と力説しています。
ここでは、事業の成功者である西野さんが動画の中で語った吉本興業の芸人に向けての営業アドバイスについて書いていきます。
吉本興業に所属している芸人の現状
吉本興業に勤める社員は約650人。それに対し、所属している芸人数はなんと約6000人!
事務所の人間は、とってきた仕事を所属のタレントに分配するのですが、この人数の割合では当然ながら「分配しきれない(仕事が行き渡らない)」問題が発生しますよね。
また、「ギャラが安すぎる」という不満の声を直接社長にぶつける先輩芸人も多くいるそうです。
事務所からもらっている仕事だけで生活できている芸人はたったの数百人で、残りの5000人以上もの芸人はのほどんどは「仕事がない」「給料が安い」という理由からアルバイトをしているのが現状のようです。
西野亮廣が作った吉本芸人の為の画期的な仕組み
キングコングの西野さんと言えば、今や大人気のビジネス書作家であり、絵本作家、オンラインサロンオーナーのほか会社を二つの経営するなど、多方面で活躍されています。
その西野さんが動画で語っているアドバイスとは、今回の闇営業に携わった芸人達も7年前に西野さんが作った「吉本発のクラウドファンディングのプラットホーム」を利用すれば良かったのに・・・ということです。
ここで、ほとんどの方が「???」となるのではないでしょうか。
クラウドファンディングについての説明はここでは載せませんが、もっと詳しく知りたい方は西野さんのビジネス書の一つ「新世界」に分かりやすく書かれていますので読んでみてください(^^)
西野さんは、「仕事がない」「給料が安い」の理由でアルバイトをしている5000人以上の芸人の労働力が、「吉本興業以外のところ」に落ちているのは勿体ないのではないか、ということに目をつけました。
芸人が居酒屋でお客を楽しませても、本人にも吉本興業にも収入は入りません。
だから、「6000人の芸人が自分で仕事を取りに行けるプラットホーム」を作って、そのプラットフォームの「手数料」が吉本興業に入るようにする、という仕組みを西野さんが作ったのです。
要するに、「直営業はここを通せばOKだよ」という仕組みです。
吉本興業の会社から仕事が貰えない芸人が、自分で仕事を取りに行ける。
そして同時に吉本興業にも収入が入る。
さらに、事務所を通すことで審査が入るので、今回のような「詐欺グループとは知らなかった」という事態は発生しない。
それが、吉本興業発のクラウドファンディングのプラットホーム「シルクハット」です。
この仕組みを使えば、「仕事をもらえない」と嘆くことはなくなるし、吉本興業の収入も上がるわけだから「ギャラを上げる」ということも可能になるでしょ?というのが西野さんの考えです。
こんな仕組みを考えた西野さんは、めちゃくちゃ頭良いですね!!
相方の梶原さんも、動画で感心していました(笑)
「シルクハット」を利用している芸人が少ないのはなぜ?
こんないい仕組みを吉本興業のほとんどの芸人が利用していないのはなぜなのか・・・
それは単純にほとんどの方がその仕組みを「知らないから」だそうです(笑)
確かに、相方の梶原さんでさえ動画の撮影時に知った訳ですから(笑)
ですが、それも西野さんから言わせれば「みんな知ろうとしない」「みんな否定しかしない」とのことです。
西野さんは、芸能界以外の活動に取り組んだことで、過去に先輩芸人、同期芸人、世間からからも物凄いバッシングを受けた時期がありました。
もしかしたら、これが西野さんが作ったプラットフォームを利用しない(したくない?)理由と、何か繋がりがあるのかもしれませんね(^^;)
まとめ
「直営業の宣伝できる時代に、なんでコッソリやって事務所にめちゃくちゃ怒られて……もう、ほんまにアホなんやな!」と西野さんは動画で発言しています。
梶原さんも大絶賛するこの仕組みを今後吉本興業の芸人の方々がどんどん活かし、一人でも多く方が夢を叶え活躍されていくことを期待したいと思います。
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