洋食レストランの「キッチンジロー」が、全15店舗のうち13店舗を9月30日に閉めることとなりました。止まらないチェーン店の大量閉店・・・。
コロナウイルスの影響で大量閉店したチェーン店を振り返りながら、現段階で倒産の危機が一番迫っている飲食店とはどんな店なのかを調べてみました。
キッチンジロー残される2店舗とは?
キッチンジロー大量閉店の原因
大量閉店に至った原因にコロナウイルスの影響が大きいことは言うまでもありませんが、キッチンジローはコロナウイルスの流行以前より経営状況が良くなかったようです。
2017年決算の時点で既に大きなマイナスとなっています。
また、キッチンジローは6月に大量閉店を発表した「ジョイフル」の傘下にあり、それも経営悪化が加速した原因の一つかもしれません。
コロナウイルスの影響で大量閉店したチェーン店
・「てんや」「ロイヤルホスト」など・・・ロイヤルホールディングス系列。合わせて70店舗閉店。
・「和民」「ミライザカ」・・・ワタミグループ。合わせて65店舗閉店。
・「ジョイフル」・・・約200店舗閉店。
・「すたみな太郎」・・・17店舗閉店。
・「バーガーキング」・・・23店舗閉店。
少し調べ上げただけでもこれだけのお店が閉店しています。
チェーン店ではない店も廃業していることを含めると、2020年に閉店することになった店舗数というのは、とんでもない数字になることでしょう。
ですが、テレビではファミレスの大量閉店がよく取り上げられている事実とは裏腹に、現段階で一番倒産が多い業態は「ファミレス」ではありません。
これは帝国データバンクの資料です↓
このデータによると、2020年に倒産した飲食店を業態別で見ると「居酒屋」や「ビヤホール」の倒産が著しいようです。
「個の時代」が到来している今、大人数での利用を主としていた居酒屋などの業種は、コロナウイルスをきっかけに更に厳しい状況に追い込まれたのかもしれません。
また、ファミレスは「個の時代」に適応した業態でありながらも、これだけの大量閉店があるということは、コロナウイルスの経済への影響がどれほどなのかを物語っていますね。
まとめ
コロナウイルスをきっかけに、店としての在り方を変えた店舗もたくさんあると思います。
「今まで」が常識だと頭を固めることなく、時代の流れを敏感にキャッチして進化し続けていくことが、これからの飲食店には必要不可欠なのではないでしょうか。
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