10/4から仙台で連日コロナウイルス感染者が確認されている「接待を伴う飲食店」の名前とクラスターの状況について、分かっていることをまとめてみました。
クラスター発生飲食店は国分町のPHASE
仙台市は「店側が客の連絡先を全て把握できていて、濃厚接触者の特定も可能なため、この店の名前を公表しない」としていましたが、お店側からはきちんと発表されていました。
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PHASEは、今年の4月にオープンしたばかりのホストクラブのようですね。
場所は国分町2丁目15-20与五郎ビル4Fだそうです。
感染対策の甘さが指摘されている「PHASE」
このお店では、営業中は客も従業員もマスクを着用するなどの対策を取っていた一方で、バックヤードでは従業員同士がマスクを着けず十分な距離も取らずに会話していたそうです。
また店内には限られた客が入れる個室が設けられて、従業員、客ともにマスクを外してカラオケをしていたことも確認されています。
キャバクラやホストクラブの換気設備は、飲食店の大きなダクトとは違い、家庭用と同じ小さな換気扇の場合が多いです。
その為、窓による換気や、空気清浄機の活用、一定の距離を保つことを、飲食店以上に気に掛ける必要がありますが、「カラオケをしていた」ことを考えると、少なくとも「窓による換気」は行われていなかったことでしょう。
また、感染が分かった従業員のうち15人が9月中旬に研修旅行として北海道に行っており、厚労省のクラスター対策班で東北大学の小坂健教授はその場所で複数の人が感染した可能性を指摘しています。
店名を発表しない仙台市に怒りの声は多い
10/9の時点で「PHASE」でコロナウイルスに感染した人は累計38名。
宮城県で過去最多のクラスターとなった今回についても「利用客を全て把握出来ている」ということを理由に、仙台市から店名についての発表は未だにありません。
ところが、10/8の報道記事には「残りの従業員3人の検査を進めているほか、検査対象となっている利用客の数が少なくとも74人に上ることを明らかにしました。」と記載されています。
10/4からにクラスター発生が発表され、それから4日も経っているのに人数がはっきりしていないとは、本当に把握出来ているのか疑問ですね。
ネットでは、そんな仙台市の対応に怒りの声も多く見受けられます。
公表しない事が無駄な憶測を呼び寄せ、意図しない範囲での風評被害を発生させそうだけどね
公表が当たり前
その空気醸成が必須かと
把握してないのはもうバレてるからさ。それと思われるお店は自分から発表してるのだから、傷がこれ以上広らがらないうちに目処をつけてほしい。
これでは広がるばかりだ。
まとめ
きちんと感染対策をしている「接待を伴う飲食店」も多くあると思います。
ですが、店名が発表されない限り、どんなに感染対策をしていても「接待を伴う飲食店」という名前で一緒くたにされてしまい、マイナスイメージから抜け出すことが出来ません。
店側からの要望で発表を控えるというのなら、まだ理解できるのですが。
コロナウイルスはまだまだ続くと言われている現状では、なおさら柔軟に対応していく必要があるのではないでしょうか。
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