ロックバンド「サカナクション」のギター・ボーカルの山口一郎さんが、自身のInstagramで持病の群発性頭痛について告白しました。
あまり聞きなれない群発性頭痛とは、どのような病気なのでしょうか?
山口一郎さんのInstagram
山口さんは数年前より群発性に悩まされていることをInstagramで告白しています↓
あまり聞きなれない群発性頭痛という病気。
「まわりに群発性頭痛の人が居たら、どうか理解してあげてください。」という山口さんの言葉は、同時に「今の自分の状況についても理解して欲しい」という、願いの表れのように感じます。
それほどまでに、きっとツライ思いをしているのでしょうね・・・。
群発性頭痛とはどんな病気??
群発性頭痛とはどのような病気なのか、医療サイトに掲載されていた文を転載します↓
片側の目の奥からこめかみにかけて、突き刺すような激しい痛みを伴うのが特徴の頭痛。反復性のものと慢性のものがある。反復性群発頭痛は季節の変わり目など、ある期間に集中して起こりやすく、1回15分から3時間の発作が1日に1~数回、数日から数ヶ月ほど続く。頭痛の起こる期間が過ぎると、まったく発作のない時期が数ヵ月から3年ほど続く。1年以上頭痛の発作を繰り返す場合は慢性群発頭痛と呼ばれ、このタイプは発作のない時期がほとんどない。有病率は1000人に1人というデータもあり、頭痛の中ではかなりめずらしいタイプであるが、症状は激烈で生活への影響は大きい。20~40代の男性に多く発症する。
「激烈」という言葉が壮絶な痛さを想像させますね・・・。
また、原因についてはこのように書かれています。
原因ははっきりとは明らかになっていないが、脳の視床下部という場所に関係しているといわれている。視床下部が刺激されると、頭部の目の奥の辺りにある三叉(さんさ)神経が痛みを感じる。そのため、三叉神経の辺りの血管が拡張され、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こる。頭痛の誘発原因としては、アルコールの過剰摂取やタバコ、気圧の急激な変化、不規則な時間帯の睡眠などが挙げられており、群発期にはこれらの要因を回避するように勧められている。
また、群発性頭痛に遺伝の可能性はなく、市販の頭痛薬は効かないのだそうです。
ただ痛みが過ぎ去るのをじっと耐えるしかないとは、本当にツライですね・・・。
山口さんの持病公開について、ネットの反応は?
普通のサラリーマンでさえ大事な仕事に穴を開けないか冷や冷やしているのに、芸能人だったらその心労たるや想像もつきません。
このように発表いただいて少しでも理解が進むことは、一患者として大変嬉しく思います。
検索してみると、痛みの表現が「目をえぐられるような」とか「何かで刺されたような」と、とにかく痛そうで、私が経験したことのある頭痛とは格段に痛みが違うのだということが分かりました。
もし友達や仕事仲間でこの病気に罹患している人がいれば、ぜひそのことを教えてほしいですね。
「頭痛」ではなく「群発性頭痛」なのだとはっきり教えてほしい。
そうすれば、ちゃんと配慮ができると思う。
山口さんはつらいと思いますが、インスタで教えてくれて、こうして記事になってよかったです。
ファンに変に心配を掛けないように説明する姿勢が優しいなと感じた。
山口さんはInstagramへの書き込みで公表した他に、Instagramライブでも報告していました。
その行動からは、山口さんの責任感の強さや、ファンやスタッフに対して申し訳なく思っている気持ちが感じられます。
また、山口さんが病気について発信したことにより、世間的に「頭痛」というひとくくりの枠でくくられていた病気が明るみになり、同じ病気を持つ方々は救われた部分があることでしょう。
まとめ
頭痛とひとことで言っても、体調不良による軽い頭痛から、群発性頭痛の他にも「片頭痛」や「緊張型頭痛」などもあり、その症状の出方はそれぞれです。
今まで市販薬で乗り切ってきた頭痛もちの方も、一度頭痛の専門医に診てもらうことで、何かしらの対策が見えてくる場合もあるのではないでしょうか。
群発性頭痛については詳しい原因は分かっていないとのことなので、今後医療が進み、患者が楽に過ごせるようになれることを願うばかりです。
コメント