島田紳助が引退した時の言葉が潔くてカッコ良すぎる！！現在の画像あり

以前、芸人として司会者として、テレビの世界に君臨していた島田紳助さん。
今回の宮迫さん、田村亮さんの闇営業騒動でコメントされたことで、再び注目を集めています。

島田紳助さんは、２０１１年に暴力団関係者と交流関係を持っていたことを記事に取り上げられ、同年８月に行われた記者会見で自ら引退を申し出ました。
その時の言葉がとても潔くてカッコ良すぎるので一部をご紹介します。

島田紳助さんが引退するまでの流れ
引退を決意した島田紳助の想いとは
現在の島田紳助（写真）
まとめ

島田紳助さんが引退するまでの流れ

島田紳助さんは引退会見より十年以上前に、テレビ番組での自身の発言をめぐって右翼とのトラブルを抱えていました。
自身の力では解決できないと思い「事務所を辞めよう、芸能界を去ろう」と決意していたそうです。
そんな時、島田さんの昔からの友人（元プロボクシング世界王者の渡辺二郎氏と言われています）が心配して、ヤクザ組織の方にその話をして問題を解決してもらいました。

問題を解決してくれたその方は、「お前は芸能界の人間で、我々はこういう組織の人間。その人間が会うことはいけないし、会うと君にはマイナスだ。だから、君が今後興業の世界で頑張ることが一番の恩返しになるんだから、会わずに頑張ってくれ。会うとダメでも、心と心でつながっていればいいんだ。人とはそういうものだ」と話し、その言葉を受けた島田さんは、言われた通り直接会うことはなかったそうです。

友人を通してお礼の言葉などはやり取りしていたものの、島田さんの心には「テレビで頑張ってこれたのは、あの時のあれのおかげだ」という感謝の思いがずっとあった為、十数年で４、５回ほど、その方が島田さんのオープンしたバーに来てくれた時などに会ったことがあるようです。

島田さんは「この付き合いは芸能界のルールとして問題ない、違反じゃない」という認識でいたものの、吉本興業側から「それはアウトなんだ」と説明され、本来は謹慎などの処分でで済むはずでしたが、ルールが分かっていなかった自分を反省して、その場で「じゃあ責任をとって引退します」と話したそうです。

引退を決意した島田紳助の想いとは

以下、２０１１年の記者会見時、記者からの質問とそれに回答した島田紳助さんの言葉です。

記者　“引退に納得していますか？”

島田　”いや納得って、「引退して」と言われた覚えはないですし、恐らくこんな言い方をするとアレですが、僕が何も言わなかったら謹慎処分だったと思います。でも、謹慎処分では若い後輩たちに示しがつかんと僕自身が思いました。若い奴らに何かメッセージを与えないといけないし、僕も厳しく言ってきたので、一番重い処罰が引退だと思いましたので、引退することにしました。”

引退することが正解とか、潔いというわけではなく、個人的には島田紳助さんのカッコ良いところは「自分なりの道理・筋を通した」ところにあるのではないかと思います。

また、芸能界にいる全ての方に向けて、反社との繋がりについての注意も呼びかけていました。

記者　”島田さんほどの方が暴力団関係でおやめになるということで、芸能界と暴力団関係で何かあるんじゃないかと世間的にも見られてしまう可能性もあるかなと思うのですが、その辺についてどうお考えですか？”

島田　“はっきり言いまして、間違った、軽い言い方かもしれなくて申しわけないですが、僕の中では「この程度」なんですよ。頻繁に密着しているわけでもない、と。でも、この程度で引退しなくてはいけないんです。だから、ほかの芸能人の方々は十分注意して、このようなことが二度とないようにしていただきたいと思います。
だから、ちょっと信用してください。引退しようとしている人間が今さら言いわけしようとか、自分をよく思われようなんて気持ちは、本当にないです。それよりも「何でこんなことばっかり書かれるのかな」とずっと思っていて、それで本当にやめたいなという気持ちもありました。何でこんなウソばっかり書かれるのかな、と。
でも、タレントである以上、そこで告訴するとまたそれがネタに書かれる。だから我慢しなさい、みたいが風潮がありますから、まあこれで明日から一般人ですから、告訴できるのかなと思ったりしています。だから、明日からすみませんが一般人なので、静かに過ごさせてやってください。まぁ、恩返しで何か若い人たちの役に立つような人になっていきたいと思いますし、若い人たちが夢見れるようなことを、これから協力していきたいなと思います。みんなにもっと夢を与えていきたいなと思います。一緒に汗を流して。”

最近としては、まだあまり知名度の高くない沖縄出身のシンガーソングライターを数年前から無償でプロデュースして、作詞をしたりライブのトークに登場したりもしているそうです。