中国広東省の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたとのニュース。
これは原発内の燃料棒5本の破損が原因で、中国当局はこうした問題は「よくある現象」なので心配ないと問題発生当初は発表していました。
詳しい情報を公開していなかった中国ですが、情報公開を求める国際世論に押され、結果的には問題が起きていたことを認めますが、技術や安全面の基準は満たしているとしています。
本当にそうなのでしょうか?
アメリカに助けを求めたフランスの会社
ヤフーニュースより↓
【広州、パリ共同】米CNNテレビは14日、中国広東省台山市の台山原発から放射性物質漏れが起き、周辺地域の放射線量が高まっていると、建設と運転に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が訴えていると報じた。問題解決のためにバイデン米政権に技術協力を求めているという。
問題を起こした原発を管理するフランス企業(フラマトム)がアメリカに助けを求めるということは、相当深刻なのでは・・・と思ってしまいます。
フラマトムは既にフランスの安全基準を超えていると訴えていますが、運転する中国側企業は「原発と周辺地域の(放射線量の)データは正常だ」と発表。
フラマトムは「中国政府が原発稼働停止を避けようと、基準値を緩和している可能性がある」とアメリカ政府に書簡にて提出。
アメリカ政府は1週間にわたって状況を確認し、「危険レベルには達していない」と判断しているようです。
真実は分かりませんが、コロナウイルスが始まった時も中国は「心配ない」的なことを言っていたので、安心出来ないですね・・・(;´・ω・)
日本への影響は?!
もし、危険レベルの大気汚染が起こっていたとしたら、日本には影響があるのでしょうか?
こちらは梅雨時期の風向きです。
これを見ると、少なからず影響はあるように見えます💦
SNSでの反応
2018年12月に営業運転を開始したばかりなのに?フランスの技術だけど中国で建設、中国が運営だと2年半しか保たないのか。
海流や風向きを考えると、1番近い香港、次に台湾、日本への影響が…
薄ーい処理水に騒いだ人達どこ行ったの?出番だよー!中国原発で放射線漏れか https://t.co/LJrUh5nrWd
— Gd (@arundocogitans) June 14, 2021
比較的新しい原発で、しかも地震や自然災害も起きていないのに何故事故が発生したんだろう
これ、仏企業が絡んでいなかったらきっと隠蔽されていたかも知れない
今、中国は深刻な電力不足 https://t.co/ef0TD5LV00— のりの分身の分身 (@en0_82) June 16, 2021
すげぇ、日本が国際基準の何倍も薄い処理水を放出する時でさえ大騒ぎしてたサヨクの皆さんが、この中国の行いには物の見事に何も言わない。もう本当に中国の為だけに動くならば中国に移住すればいいのに。日本はサヨクの皆さんが居なくなっても誰も全く困らないので。 https://t.co/ozdkIznKRL
— 黒瀬 深☔️ (@Shin_Kurose) June 16, 2021
目立たないが気がかりな報道。3.11の後、原発事故担当大臣として、中国の原発(大亜湾原子力発電所)を視察した。日本の国会議員として始めて。気になったのは運転に関わる人材の層の薄さ。急速に原発を増やしたため、日本と比較して経験の浅い運転員が当直長をしていた。中国の原発は注視が必要。 https://t.co/EdwPLIFYw6
— Goshi Hosono, MP (@hosono_54) June 14, 2021
日本の薄めた原発処理水を海に流すことについて、厳しく批判した中国。
それについての投稿は多く、日本人の中国に対する不信感を表しているように思います。
世界に反発し続ける中国
中国では最近、他国を皮肉った絵がネットで出回っています。
絵の解説(日本経済新聞より一部抜粋)↓
題名は「最後のG7」。イラストではイエスとその弟子の代わりに、各国の国旗をあしらった帽子やターバンをかぶる動物たちが話し合っている様子を描写している。テーブルには中国の地図が描かれたケーキが置いてある。
真ん中に座るのは白頭ワシの米国だ。テーブルの上で米ドル札を印刷しているが、原料はトイレットペーパーだ。米国の2つ左隣は、日本になぞらえた秋田犬が参加者のグラスに緑色の液体をそそいでいる。
中国共産党系メディアの環球時報(英語版)の解説によると、液体は福島第1原子力発電所の処理水という。ドイツの黒ワシとフランスの鶏はテーブルの両端に座り、米国と距離をとっている。
G7メンバーではないが米国と対中で連携する国も描かれている。テーブルの横では点滴を受けるゾウがうずくまっている。新型コロナウイルスが流行するインドを皮肉った。オーストラリアを表現したカンガルーは目がうつろだ。左手で米国が印刷するドル札に手を伸ばす一方で、中国の国旗がついた点滴につながれている。中国経済への高い依存度をやゆしたとみられる。
他国を敵に回すようなことばかりするのは、よほど自国に対する自信があるということでしょうか(^^;)
まとめ
中国がとる行動には、正直、理解に苦しむ部分が多々あります。
まだまだ成長し続けるであろう中国。
周りの支えもなく突っ走るのでは、いつか息切れしてしまうのではないかと感じます。
コメント