2021年春に入社する主要企業の大卒内定者数が、2020年春に比べ11%も減ったということが日本経済新聞に大きく掲載されました。
その内訳はどうなっているのでしょうか?
日本経済新聞に掲載された記事
業種別では41業種のうち35業種がマイナスとなりました。新型コロナウイルスの影響で需要が大きく落ち込んだ観光・航空は採用を絞り込んでおり、日本航空とANAグループは一部を除き21年春入社の新卒採用を中止しています。他に減少が目立つのは新車市場が低迷する自動車・部品(29.4%減)です。なかでも販売不振が長引く三菱自動車は84.8%減らし、43人としました。
内定者が減少するのは2年連続ですが、理工系も減った(9%減)のは8年ぶりです。とはいえリーマン・ショック後の10年度(29.9%減)と比べて減少幅は小さくなっています。デジタル系の人材には根強い需要があり、NTTデータは採用を7.8%増やします。顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応するため、情報システムの開発要員を強化します。
22年春入社の採用環境が元に戻るかはまだ見通せません。21年春入社と比べて採用人数を「減らす見通し」と答えた企業の比率は7.5%と前回調査から2ポイント増えており、「全く方針が決まっていない」との回答も35.6%と約8ポイント増えています。リーマン後の新卒採用が回復するまで2~3年かかったことから、今回も同程度かかるだろうとの指摘もあります。
平均としては11%減ですが、IT関係などは需要が伸びたことで人材を増やす傾向のようですね。これがリーマンショック後よりも減少幅が小さくなった理由であり、大きく違う点ということなのでしょうか。
一方で、サービス業の落ち込みはすごいですね・・・。企業によって伸びる伸びないがハッキリ分かれており、これから伸びる企業に就職するためのスキルがある人とない人では大きく道が分かれるかもしれません。
この記事を見たネット民の声
大卒内定者11%減
コロナ・米中摩擦響く
車や電機、採用絞るこの世代間の歪みが将来、会社の重しになる。悩ましいところ。人材が必要な業種も異なってきており、やはり世の中が変わろうとしている。
— youpipapa (@o_youpipapa) October 18, 2020
【安定ってなんだ?】
・コロナ不況でリストラ
・大卒内定者11%減
・年金2000万問題
・消費税UPこんなニュースがある中で「安定が欲しい」方も多いと思います。
しかし変化が激しいVUCA時代において安定は本当にあるのでしょうか?
どういった状態になれば安定していると言えるのでしょうか?
— 近藤圭介/株式会社トゥエルブ代表/3ヵ月でスモール起業 (@ksk0131_TW) October 19, 2020
大卒内定者が11%減った。
22卒の身として、周りの友達が本当に頑張っているのを見ているのでちょっと心配。これきっかけで、就活以外の道を選択する人が増えればいいなぁとも思う。。
本当の安定って自分で力つけてビジネスすることだよなぁ— ブーバ@就活を辞めた東大生 (@bouba_todai) October 19, 2020
まとめ
今の世の中は、昔に比べて生きにくい時代になってきた気がします。
子供が「将来〇〇になりたい!」と語る夢を素直に応援出来ないのは、将来性のある仕事や世の中自体が大きく変わってきているからです。
仕事を与えられることだけを待つのではなく、自分で自ら切り開く力を持つこと。また、未来を見通す力をつけることが、これからの時代は重要になってくるのではないでしょうか。
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